どく どく どく
本来なら絶対に触れることのない液体が、
妹の中に流れ込んでいく。肉親である俺の精液が。
射精を感じた麻衣が、二人の繋がった部分を覗き込みながら呟く。
俺は麻衣をきつく抱きしめ、麻衣も俺にしっかりしがみつく。
二人は、息を殺して全力で抱き合う。
射精が終わり、俺は大きく息を吐く。
麻衣は、しばらく俺にしがみついて腰を押し付けていたが、
やがて同じように大きく、湿った呼吸をはじめた。
熱い息が、お互いの首の辺りにかかる。
俺は、頭を上げて麻衣の顔を見る。
目を閉じて息を整えていた麻衣が、気配を感じてうっすらと目を開ける。
ふた呼吸、そのまぶたの隙間から俺を見詰めたあと、囁く。
俺は、まだ熱い息が溢れている麻衣の唇に、自分の唇を重ねた。
麻衣が、俺の肩に腕を回してくる。
時折ふたりの唇の間から吐息を漏らしながら、
求め合うキスをする。恋人同士のキスをする。
長いこと、そうしていたあと、やっと唇を離し、
もう一度麻衣を見る。
麻衣は、さっきと同じくらいうっすらとしか開いていない目で、
嬉しそうで、満足そうで、でもちょっとだけ寂しそうな目で、
俺を見て、言った。
コメント
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やばい。
麻衣可愛い・・・。
何だか切ない・・・。
いやほんと何言ってんだろー。
本文に書くと邪魔かなーと思いコメントで。
蛇足ですから。