2006-06

どく　どく　どく 本来なら絶対に触れることのない液体が、 妹の中に流れ込んでいく。肉親である俺の精液が。 射精を感じた麻衣が、二人の繋がった部分を覗き込みながら呟く。 俺は麻衣をきつく抱きしめ、麻衣も俺にしっかりしがみつく。 二人は、息を殺...

あっという間に切羽詰ってきた俺を見て、麻衣は聞いてきた。

二人の繋がった部分を、麻衣は執拗に見つめる。 感触だけじゃ足りない。 理性でも、兄妹が繋がっていることを確認しようとしている。

触れたことのあるはずの肩、 触れたことのあるはずのふくらはぎ、 触れたことのあるはずの頬。 触れたことのない内腿、 触れたことのない舌、 触れたことのない乳房、 触れたことのない茂み。 妹を抱きしめて、出来る限り隅々まで撫で、さすり、感触を...

そのまま唇を奪われた。妹に。 唐突で、ぎこちなくて、深くて、いやらしいキス。 ･･･と、自分の精液の味。 まぶしそうに「お兄ちゃん」を見ていた麻衣の目が、切なく潤む。 さっきとはうってかわって、切羽詰った口調で、俺に詰め寄る。

･･･やってしまった。 妹の、口の中で、射精してしまった･･･。 麻衣は、ゆっくりと、俺の出したものを飲み下すと、 俺の顔を見る。俺は直視できない。 しばらくそのままでいたあと、 麻衣はふいに俺のことを何かまぶしいものでも見るかのような顔つ...

妹相手に、エロ話で盛り上がってしまった･･･。 実際のところセックスはどうなんか、とか。 男って、ホントにそんなに女の裸が見たいの？　とか 「舐めるのって気持ちいいのかな？ 舐められたいって思う？」 「お前はどうなんだよ」 「私はべつにいい...

堤防沿いに歩く。 最近日差しが強くなってきた。 空が白っぽい。 アスファルトが焼けるにおい。 と、緑がぐんぐん増えるにおい。 前を歩く麻衣。 不意に立ち止まってこっちを見る。