しばらく、そのまま2人でテレビを見つづけたあと、
眠くなったのだろう、娘が、私の膝を枕にして横になってきた。
いつものように、髪を撫でてやる。
娘は、満足そうな顔で目を閉じる。
DL
すぐに、かすかな寝息が聞こえてくる。
最近、特に大人びた表情が目立つようになってきた娘だが、
寝顔はあどけない子供の顔そのままだ。
なんとなく安心しながら、娘の体を見る。
目に入ってくる体は、もはや子供の体ではない。
ふくらみを帯びた胸、腰。
今度は軽く混乱しながら、改めて娘の体の成長を確認する。
『パパだったら・・』
再び、昨日娘の言った言葉が思い出される。
右手を、ほんの5センチほど動かせば、娘のふくらみに触れられる。
耳に残った台詞に動かされるように、私は右手を進めていた。
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